私たちはこんな事業をしています
◆昔からあるけれど、最新の高機能素材にもなる、「ゴム」の技術で生活や産業を支える◆
自動車(四輪・二輪)や建材、産業機械、IT機器、家電製品など、
多彩な製品に欠かせないゴム。
防水や絶縁のほか、耐熱性や耐候性など多彩な機能を持つ、
ゴム生地からゴム部品、薬品までを手がける、全国でも希少な企業です。
コンパクトな企業規模を活かし、試作から量産までの一貫体制で、
次々と新ニーズに応えています。
◆当社の魅力はここ!!
事業・商品の特徴 / 技術力・開発力 / 魅力的な人材
◆製品の種類
ゴム生地 / ゴム部品 / ゴム薬品
◆当社製品の主な用途
◆ゴム製品に求められる性能
◆将来ビジョン
性質も色も用途も多種多様な、ゴム素材の専門メーカー。
防振や防水など、さまざまな用途でおなじみのゴム。昔ながらの材料ですが、他の材料にはないすぐれた機能で、自動車や産業機器、家電など多彩な製品に利用されています。
用途に合わせ材料を調合し焼成してつくられますが、私たちは焼成前の「ゴム生地」や、焼成して金属と組み合わせた「ゴム部品」、ゴム製造に使う「ゴム薬品」を手がけています。
中でも主力製品であるゴム生地の生産には高価な設備が必要なうえ、生地内部の各種成分が均等に分散するよう練り上げる「ロール」と呼ばれる工程が品質のカギ。
設備を使いこなす現場スタッフの技術によって生まれる確かな品質の当社製品は、お客様企業を経て広く世の中に送り出されています。
導電ゴムや難燃ゴムも! 任される社風から生まれる高い技術。
ゴム生地はポリマーにカーボンやオイルなどを配合してつくられますが、1000種類もの薬品からどの材料を選ぶかで機能や性質がガラリと変わる、非常に奥深いものです。
近年では、自動車エンジンの高効率化に伴い、振動吸収用のゴムにも高い耐熱性や硬度を要求されるケースが増えています。
絶縁体のゴムに導電性が求められたり、難燃性のゴム、10倍に伸びるゴムの開発依頼を受けたこともあります。
やってみなければわからないことが多い世界で、そのような要求にも、仮説から配合設計・試作・試験・検証までの試行錯誤で応えています。
放任ともいえるほど自由な社風の中、各自が主体的に考え、ときにはチームで助け合って問題を解決しています。
経験と視野をどんどん広げて、将来の当社を担う中心的存在に!
総合職のみなさんは、まず現場でモノづくりを経験し、その後は適性と志向に応じて経験の幅を広げていきます。
2015年入社の神田和希(工学部出身)の場合、「最初の2年間は現場で、成分が均一に分散するよう材料を練るロール工程で、実際のモノづくりに加え、前後工程との連携やパートさんの統括も経験しました。
現在は支払いや入金処理などの経理業務を担当していますが、「製造で相手にした製品の販売先や価格を知るのは面白い」と言い、部署業務の仕組みの整備にも1年目から関わっています。
今後は製造現場の管理や営業を経験する可能性も。
会社全体を見渡せる視野を身につけ、将来は部署の責任者や部長クラスとしての活躍を期待されています。
売上の80%以上を占める主力製品。
天然ゴム・合成ゴムのポリマーに、補強剤(カーボン等)・老防剤・加硫剤・反応調整剤・
物性調整剤(オイル)などの原材料を混ぜ、練ったものです。
その後、焼成(加硫)することで分子間に「架橋」が起き、
変形させても元に戻ろうとする弾力が生まれます。
その焼成前の、いわば「焼く前のパン生地」の状態で、お客様に納入します。
お客様が要求する機能や物性・規格・成分などに対して、
どのような配合で実現するか、組合せは無限。
研究開発スタッフが試行錯誤のうえに、
独自で門外不出の配合「レシピ」を生み出します。
また、配合した成分が生地の内部で均等に分散していなければ、
その後、生地を使用してつくられる製品の品質に影響するため、
いかに均等に混ぜ合わせるかが重要。
それを実現するモノづくり技術が、当社の大きな強みの一つです。
四輪車や二輪車用のゴム部品を、
生地から成形・焼成・仕上げまで、
さらに、お客様の依頼によっては金属部品との組み付けまで行います。
通常は粉末の促進剤、加硫剤、発泡剤などの薬品を固形化した
商品名「アルファグラン」という独自製品は、
現在、当社の売上の約10%を占めています。
安定した品質のゴム製品を生産でき、
粉塵が飛散しないため作業者の健康も守ります。
他に、ゴム製品の製造に必要となる光劣化や老化の抑制用の薬品も、
研究開発から手がけています。
当社が研究開発・製造するゴム生地は、
自動車のエンジン防振や防水用部品から、
酸素センサやワイヤハーネス周りで保護や保持に使われる部品、
電子機器や工作機械の振動対策、窓枠をはじめとする建材、
家電やIT機器、そしてときには宇宙開発関連まで、
幅広い用途に利用されています。
ゴム製品によって実現する機能は、
おもに弾性を利用した振動吸収や防水ですが、
使用環境やシーンによって、
耐候性や耐寒性・耐熱性、耐火性といった性能も求められます。
−70℃から30℃までの変化に耐えるゴムや、
300℃の高温に耐えるフッ素ゴム、
きわめて硬いまたは軟らかいゴム、
10倍まで伸びても元どおりに戻るゴム、
導電性や耐オゾン性を持つゴム、
といった製品の研究開発や製造も手がけた実績があります。
多彩な業種のお客様を取引先に持ち、
景気の良し悪しの影響を受けにくい安定性が当社の特徴。
今後も事業を急激に拡大・縮小することなく、
確かなモノづくりで高機能・高付加価値製品を提供し、
安定的に利益を生み出していく考えです。
堅実な経営を第一に、ISOの認証取得など、
モノづくりと経営の仕組みも、すでに整えています。
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